2009年11月16日

ポール・マッケンナ「7日間で人生を変えよう」3

「7日間で人生を変えよう」
ポール・マッケンナ著
柴田裕之訳
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「感情のコントロールの仕方」と「頭の使い方」をマスターし、人生を望む方向に変えて行くための学びが得られます。


「第三日 プラス思考の威力」より

ポジティブな気持ちになるエクササイズ
 1 あなたが最高に自信を感じていたときのことを思いだしてください。さあ、今からその場面に完全に戻ってみましょう。
 2 その場面を再現しながら、色彩をいちだんと明るく鮮やかにしてみましょう。その場の音をもっと大きくし、そのときの気分にさらに強く浸ってみましょう。
 3 心地良さに浸りながら、左右それぞれ手の親指と中指をつけて、強く押し合わせてみましょう。
 4 今度は、親指と中指を押し合わせながら、そのときの心地良さをもう一度味わってみます。これから始まる一日のことを考え、すべてが完璧に、すべてがあなたの望むままに進んでいるところを想像し、実感してください。そこであなたが見聞きするであろうことを頭に浮かべ、どんなにすばらしい気分かを想像し、その通り感じてみてください。

・プラス思考の威力
 人生経験は、なんと言っても物の見方しだいだ。状況や出来事をどう解釈するかによって、感じ方も変われば行動のとり方も変わる。

・長年にわたり、成功を収めた人たちとかかわってくるなかで、私が学んだ非常に重要な教訓は、”失敗“とは受けとめ方であって、結果ではないということだ。

・物の見方を変える問いかけ
 「どうして、これができないのだろう」 → 「これを一番楽にやるには、どうすればいいだろう」と問いかけたらどうなるか。この問いは、(a)これはできる、(b)その方法はたくさんある、(c)楽にできる可能性もある、という前提に基づいている。このような仮定や前提は、方向を示すコンパスの働きをし、頭は物事がうまくいく方法を自然に探しはじめる。

・「人生を変える4つの質問」(パイロン・ケイティ)
 1 それはほんとうですか。
 2 それがぜったいにほんとうだと言えますか。
 3 そのことを考えるとき、またそれについて自らに語るとき、あなたはどんなふうに反応しますか。
 4 そうしたいやな考えや話がなければ、あなたはどんな人になれるでしょう。

・可能性を信じる問いかけ
 この問題が解消したら、どうなるだろう。 すべてがうまくいくには、何が必要だろう。 簡単な答えがあるとわかっているとしたら、それはどんな答えだろう。 まだ考えていないことは何だろう。 この状況を打破する画期的な手法を思いつくとしたら、それはどんなものだろう。
 注目しているものほど多く手に入るのが世の常だ。

・ポジティブな力を与えてくれる問いかけ
 1 私の人生で、自分は幸せだと一番強く感じさせてくれるのは誰/何だろう。
 2 私の人生で、自分は愛されていると一番強く感じさせてくれるのは誰/何だろう。
 3 私の人生で、自分は豊かだと一番強く感じさせてくれるのは誰/何だろう。
 4 私の人生で、自分は情熱的だと一番強く感じさせてくれるのは誰/何だろう。
 5 私の人生で、自分はポジティブな力があると一番強く感じさせてくれるのは誰/何だろう。

・成功者たちの七つの重要な信念
 1 あなたは自分のエキスパートだ
 2 あなたは「壊れて」いない。だから「直す」必要はない
 3 あなたには成功に必要な資質がすでに全部備わっている
 4 どんな難題も、細かく分けてしまえば達成できる
 5 今やっていることがだめなら、ほかのことをやってみよう
 6 失敗などというものはない。修正あるのみ
 失敗するときはどんなときか。それは学ぶのをやめたときだ。学び続けているあいだは、返ってくる反応はすべて価値ある情報であり、自分がゴールに近づいているのか、それともそこから遠ざかっているのか教えてくれる。
 7 今のあなたが自分の将来を形作っている

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思考の自由、想像力の自由を感じながら、「想像できるかぎり最もすばらしい自分」を思い浮かべる。
すばらしい想像をするために、自分自身に対して適切な質問をする。繰り返す。
行動する。習慣化する。
これらのことが、違いをもたらす違いなのだと感じます。

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2009年11月15日

「1分間マネジャー」1

「1分間マネジャー」
K・ブランチャード、S・ジョンソン
小林薫
↓↓↓(画像をクリックすると「楽天ブックス」にて詳細が見れます)




マネジメントに関する学びから、心にとどめておきたい言葉を書き記しておきます。


「訳者まえがき」より
山本五十六元帥の座右の銘
 「して見せて、言って聞かせて、させて見て、ほめてやらねば、人は動かぬ」


「序」より
・この短い物語を通じて、人間は他の人間といかにしたら、もっともうまく働けるかについて、精神医学と行動科学の諸研究からわれわれが学びとった数多くの成果を紹介しよう。
 ここで、「もっともうまく」という意味は、人間が貴重な成果をあげ、自分自身も、組織も、ともに働く人々も、気持ちよく感じることができるという状況のことである。

・管理している部下の顔を一人一人、一日のほんのわずかな時間でいいからチェックしよう。そして、部下こそもっとも大切な財産であることを、肝に銘じよう。


「T 有能なマネジャーを探し求めて」より

・「有能なマネジャーとは、自分自身を管理し、またいっしょに働く人々をも管理し、それによって、組織も、そこで働く人々も、彼がいるという存在そのものが利益になっていることである」


「U 有能なマネジャーに出会う」
「1 その名は1分間マネジャー」より

・「部下の力を借りることなしに、いったいどうして業績をあげられるかね?わたしは部下と業績との両方に心を配る。この二つは、ともに手を取り合ういわば車の両輪なんだよ」

・「わたしはほかの人に代わって、意思決定をすることはしない」
 「決定は自分でやりたまえ」

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「真のマネジメントとは」「働く人々がいきいきと輝き、おのずと生産性の上がる組織とは」についての、シンプルですが本質的な学びを得ることができます。

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2009年11月14日

「1300年永続する経営」

「1300年永続する経営」
法師善五郎(世界最古の旅館、法師46代当主)
日経ビジネス 2009.10.12
「今週の焦点」より




1300年永続されてきた、世界最古の旅館の当主、法師善五郎さんの記事より、印象に残る言葉を書き記しておきたいと思います。


・「ムリ、ムダ、ムラ」の3Mを省くのが経営の常識だが、本当にそうなのか。
 法師の玄関を入ると、一番いい場所にお客様を抹茶接待するための部屋を用意してある。売り上げが立たない場所なのだから、スペース効率だけを考えると、確かにムダに見える。しかし、そのムダがあるからこそ、お客様に長く支持していただけることを忘れてはならない。
 もう1つ、温泉の命である「水に学べ」という意味も家訓に込められている。お客様の目に見えない部分だが、限りある天然資源の温泉を浪費せず、豊富な湯量を守り続けてきたことが、法師の歴史を支えている。

・どんな老舗でも、結局は1日1日の決断を積み重ねていくのが経営にほかならない。自らの力で永続してきたのではなく、「生かされてきた」ことに感謝する。その気持ちを大切にしつつ、9年後の創業1300年を目指したい。

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経営に限らず、1日1日の決断の積み重ねが物事を形づくるのですね。

「決断すること」
「やり続けること」

このことが、まさに「違いを生む違い」につながるのだと感じます。

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2009年11月13日

本田直之「『100年に一度』のチャンスを生かす7つの法則」

「『100年に一度』のチャンスを生かす7つの法則」
筆者:本田直之
ThinK! SPRING 2009 No.29 より
↓↓↓




本田直之さんのメッセージより、印象に残った箇所を記しておきます。


「『100年に一度』のチャンスを生かす7つの法則」

 1 サバイバビリティを上げよう
  有事の際にどう行動し、どう考えて生き残っていくべきか
 2 インナーを重視せよ
  私は考え方でも、インナーのマインド、たとえば、基礎的な仕事のスキル、考え方や習慣などをもっと大切にしようと考えている。
 3 借金をやめる
  「借金=何か面倒くさいこと」という意味だ。先送りは、将来の自分に借金を負うことと同じだ。
 4 自分を疑う
  人は自分や他人の成功体験に引きずられがちだ。しかし、変化の時代には、いったん疑ってみよう。
 5 捨てる習慣をつける
  自分が持っている習慣の中で、良くないものや改善したいものがあれば、一気にかき出してみよう。
 6 身体を鍛える
  鍛えるのは、見かけ(アウター)ではなくインナーマッスルである。
 7 ピアプレッシャーをかける
  これは、あいつも頑張っているなら、自分も頑張ろう、続けようとか、サボれなくなるということ。

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人間性を高めていくために、いかに努力し成長していけるか。
本田直之さんの提唱する7つの法則は、決して新しいこと、珍しいことを言われているわけではありませんが、徹底して思考・実践できている人は少ないと思います。
「自ら思考、自ら行動」

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2009年11月12日

斎藤一人「千年たってもいい話」3

「千年たってもいい話」
斎藤一人著
↓↓↓




斎藤一人さんの言葉より、思考と行動に関する違いをもたらす違いをシェアしたいと思います。


・この世で罪にならなくてもあの世でなる罪があるの。「無関心の罪」っていうのが。

・一番の先祖供養は自分が地獄に行かないこと

・朝、起きたらね、「今日一日、人に親切にするぞ」って気持ちで起きるの。
 親切にしようって波動が出ている人って、なぜか人に親切にされるの。おもしろいけどそうなんだよ。
 自分が出した波動が返ってくるの。

・幸せを呼ぶ魔法の相づち「そうだよね、わかるよ」

・神がくれたもんにいちゃもんつけちゃ、いけないの、ね。「この手相で結構」です、「この名前で結構です」って。それで楽しく幸せにこうやって生きてるといいほうに、いいほうに行くの。

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私たちは皆誰もが生かされているのですね。このことをあらためて認識することができます。
協力・貢献や感謝の意識を忘れずに、毎日を楽しく暮らしていきたいと感じます。

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2009年11月11日

神渡良平「安岡正篤 人間学」7

「安岡正篤 人間学」
神渡良平著
↓↓↓




安岡正篤先生、神渡良平先生による「自己を成長させ、人格を高めていく」ための学びをシェアしたいと思います。


「第七章 教育と敬」より

・「敬という心は、少しでも高い境地に進もう、偉大なものに近づこうという心であります。それは同時に自ら反省し、慎み、至らざる点を恥ずる心になります」

子どもを人として大成させるのは、親の一番大切な務めである。その際、私たちは子どもの性格を褒め直そうとしてやっきになりがちだが、「子どもは親の反映である」という簡単な事実を案外忘れていることが多い。

・「子どもはわたしの鏡(ドロシー・L・ノルテ)」より
 子どもは励ましといっしょに住めば、自信を持つことを学び
 賞賛といっしょに住めば、感謝することを学ぶ
 子どもは公正といっしょに住めば、正義を学び
 安全といっしょに住めば、人を信じることを学ぶ
 子どもは容認といっしょに住めば、自分を愛するようになり
 受容といっしょに住めば、周囲に愛を見いだすことを学ぶのだ

・私たちは育ててもらった親に感謝するとともに、育てる側にまわったとき、子どものあり方から深く教えられる。子どもの教育は、親自身が自己実現をめざしてがんばる誠実な努力なしにできることではない。

・伸びる人というのは、課題から逃げない

・人間力をとことん出しきるにはどうしたらいいか。別な言葉で言えば、理想に向かって進歩向上する力を得るためにはどうしたらいいか。
 それには何といっても偉人の伝記を読むことだ。その偉人にそのような一生をたどらせた、真の内面的動機は何だったのか―と。偉人の奮闘の跡ほどわれわれを励ましてくれるものはない。そうしてわれわれの魂にも火がつくのだ。
 そうしてわれわれも、この二度とない貴重な人生を賭けて、高みに向かって挑戦しようと決意する。
 自分を練り鍛えるためにも読書をしよう。知識を得るための読書ではなく、心を照らしてくれる読書を!

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自分という存在を見つめ直し、人間を磨き成長させていくこと。
時間を大切にすること。自然・宇宙からの贈り物を大切にすること。
人や空間とのつながりを感じて、それらに感謝をし、協力・貢献に意識を集中すること。
すべて第三領域(「7つの習慣」で定義されている「緊急でなく重要なこと」)の活動に属するものと思います。
その活動時間をしっかりと確保し、真剣に取り組むこと。そこに違いをもたらす違いが存在していると感じます。

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2009年11月10日

「頂きはどこにある?」5

「頂きはどこにある」
スペンサージョンソン
門田美鈴訳
↓↓↓




スペンサー・ジョンソン氏は、「チーズはどこへ消えた?」の著者であります。
谷間に住む若者と山の頂きにすむ不思議な老人との物語を通じて、仕事と人生における「良い時期と悪い時期を思いどおりに操るスキル」を学ぶことができます。
本書からの学びを書き記しておきたいと思います。


「7 分かち合う」より

・僕は真実を求めながら、山や谷を経験していきたいと思っています。「僕のこの状況の真実は何だろう」と自問しながらね。


「8 山と谷を活用する」より

・この状況における真実は何か? 逆境にひそむ利点をどう活用すればいいか?

・山に長くとどまるためには、謙虚さと感謝を忘れてはいけない。山に到達した原因となる行為をもっと精出して行おう。事態を好転させつづけよう。ほかの人々のためにもっと尽くそう。来たるべき谷に備えて、力を蓄えておこう。

・自分のエゴを捨てれば、すぐに谷から抜け出すことができる。
 仕事ではより有用になることによって。
 私生活ではより愛情深くなることによって。


「9 山を楽しむ」より

・重要なのは、どこで生きるかではなく、「いかに」生きるかだ、と彼は思った。

・できれば、ぜひ、ほかの人たちにも伝えてほしい。

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本書を通じて、自分の価値観や行動指針を振り返るよい機会が得られます。
「山と谷」と称する人生の起伏にいかにして適切に対処するか、その「違いをもたらす違い」を学び、意識し実践し、他の人たちに伝えていくことで、その効果が検証されていくものと思います。

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2009年11月09日

勝間和代「うれしがらず、悲しがらない」

「勝間和代の人生を変えるコトバ」
朝日新聞 be on Saturday 2009年10月17日 より

勝間和代さんの連載コラムより、印象に残ったメッセージを記しておきます。


「うれしがらず、悲しがらない」

・私たちがコントロールできるのは、日々の行動だけです。

・大事なことは、常に、自分の行動やそれに伴う結果を見つめるもう一人の自分がいて、その自分が、なぜその結果が出たのかを分析することなのです。
 そして、極端に私たちが舞い上がりすぎてひんしゅくを買ったり、かつ、将来に間違った成功パターン学習することで禍根を残したりしないよう、うまくいった時にこそ、なぜうまくいったのかという要因を洗い出していきます。
 常に結果とそこにいたるプロセスセットで考え、自分自身でも納得がいくプロセスと結果だったときに初めて、うれしさを味わい、自分をほめることをお勧めします。

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物事を結果だけで判断ぜず、その過程を重視する。

ビジネスでも、私生活においても、「絶えざるカイゼン」をしていく為には必須の思考・行動パターンだと感じます。

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2009年11月08日

野田秀樹「文化を手放すな」

「仕事力 文化を手放すな」
野田秀樹
朝日新聞 2009年10月4日 P.8

野田秀樹さんが仕事について語られた中で印象に残ったメッセージを記しておきます。

・この再生文化最盛期の時代に、演劇は影響を与えるかと言えば、それは非常に小さいものでしょう。…
 ただ、送り手の思い込みとしては、目の前で、生きた人間が汗を出し、声を出す姿は本当に強い。だから長くその感覚が続いて、後の人生のどこかでフラッシュバックするように出てきたり、突然理解出来たりする瞬間が訪れると思っています。

・おそらく文化や芸術というものは、演劇はもちろん、美術音楽も含めてそれに触れるたびに、ずっと長く人間の中に蓄えられて人生の底に流れ続いていくのだと思う。何かすぐに答えをくれるわけでもなく、能力が飛躍するわけでもない。でもだからこそ、人生がギスギスしないように生きるには必要なのだと思います。

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演劇や美術や音楽に接することは、感性を高め、人間としての幅を広げるひとつの大きな助けとなるのではないでしょうか。

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2009年11月07日

本田桂子「問題も答えも1つではない」

「問題も答えも1つではない」
ThinK! SPRING 2009 No.29 より
↓↓↓




本田桂子さんのメッセージより、印象に残った箇所を記しておきます。


・何事も要領よく、最小の努力で行うことが必ずしも最善ではない。本田桂子氏は、3つの「気づき」からこの結論に行き着いたという。
 3つの「気づき」とは、「問題も答えも1つではないことのほうが多い」「問題解決に効率を追求しすぎると、ベストの解に至らない」、そして「人が何を感じ、どう動くのかを理解することが重要」

・私の娘はあるインターナショナルスクールに通っているのですが、そこでは、「問題に対する答えは1つに限られるものではありません」と教えられます。次に、「ちなみに何が問題なのか、問題自体ははっきりしないことが多いです」ということを教わります。

ソリューションスペースという言葉があります。問題の解決策の範囲、と訳したらいいでしょうか。
 プロとして仕事をするためには、これを広げる努力が必要です。頭の引き出しを増やし、よりよい解決策を提供できるようにならなければなりません。
 ソリューションスペースを広げるためには、日頃から、今の自分の環境と異なる方々の話を聴く、いつもとは違ったタイプの本を読むといったことも心がけておくといいのではないでしょうか。

・プロフェッショナルになりたい、プロとしての地力をつけたいと考えるのであれば、深く、物事の根本を理解できるように、じっくり腰を据えて学ぶ姿勢や覚悟が大切だと思います。

・重要なことは、戦略を実行するのはクライアント企業の皆さんですから、現場の皆さんが持っている潜在力がどのくらい発揮されうるかによって、とるべき戦略オプションも変わるということです。社員や組織のスキルに加え、リーダーのウイル(やる気)、働く方々のやる気が、企業価値に大きく影響してくる。そういう意味で、人がどう感じてどう動くか、何がモチベーションを高めるのか、人間そのものの理解が欠かせないと痛感しています。

・人の背中を押してよりよい方向に引っ張っていくことは、コンサルタントに限らず、どのような仕事でも重要でしょう。まず、1人ひとりが自分自身のやる気をいかに高められるか。そしていかに部下のやる気を高められるか。さらに上司をもうまく自分が思う方向に引っ張っていけるか。
 そのためには、事実をきちんと分析して「見える化」して、相手に納得してもらう能力も必要でしょうし、早めに相手に相談したり巻き込んだり積極的にコミュニケートしていく能力も必要でしょう。

・並行して「専門を極める」ことが重要であることは言うまでもありません。

・どんな仕事であっても他の分野や部門とまったく関係がない仕事はありません。さまざまな専門分野が関連して、1つの商品を作り上げたり、組織を動かしたりしています。すなわち、地力をつけるには他の分野についても視野を広げる必要があると思います。

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筆者の本田桂子さんは、効率を追求しすぎたり、1つの正しい答えを追い求めることは必ずしも最善にはつながらないといいます。
原理・原則に通ずるビジョン・価値観をしっかりと身につけ、それらに基づいたブレのない判断が必要なのだと思います。

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